ログメッセージを空にしてコミットするのを防ぐには、2つ方法があります。TortoiseSVN 特有の方法と、Subversion クライアント全てで使用できる方法ですがサーバーに直接アクセスできる必要があります。
リポジトリサーバーに直接アクセスできるのならば、コミット時のログメッセージが、空だったり短すぎると拒否するような pre-commit フックスクリプトをインストールすればいいのです。
サーバーのリポジトリフォルダーには、hooks
というフックスクリプトのサンプルがあるサブフォルダーがあります。pre-commit.tmpl
ファイルは、ログメッセージがなかったり短すぎる場合にコミットを拒否するサンプルスクリプトです。このファイルにはこのスクリプトをインストールし使用する方法も書かれています。このファイルの指示に従ってください。
TortoiseSVN 以外に他の Subversion クライアントも使用するようなときに、この方法をお勧めします。欠点は、コミットがサーバーによって拒否され、ユーザーにエラーメッセージが返ることです。クライアントには、コミットの前に拒否されるかどうかわかりません。ログメッセージが十分長くなるまで、TortoiseSVN が
ボタンを無効にするようにしたければ、以下で説明する方法で行ってください。TortoiseSVN は機能を制御するのにプロパティを使用します。そういったプロパティのひとつに、tsvn:logminsize
プロパティがあります。
フォルダーにこのプロパティをセットすると、プロパティで指定した長さ以上ログメッセージを入力するまで、TortoiseSVN はコミットダイアログの
ボタンを無効にします。これらのプロジェクトプロパティの詳細については、 「プロジェクト設定」 を参照してください。