TortoiseSVN や Subversion は、開発者のコミュニティによって開発されています。世界中の様々な国の出身者が、偉大なソフトウェアを開発するために協力しています。
2002年、Tim KempはSubversionが大変すぐれたバージョン管理システムであると知りましたが、使いやすいGUIクライアントがありませんでした。Windowsのシェルに統合するSubversionクライアントという発想は、TortoiseCVSという良く似たCVSクライアントにヒントを得ました。彼はTortoiseCVSのソースコードを解析し、それをTortoiseSVNの元にしました。彼はそれからプロジェクトを開始し、tortoisesvn.org
のドメインを登録し、ソースコードをオンラインに公開しました。
同じ頃、Stefan Küngはフリーの良いバージョン管理システムを探していて、SubversionとTortoiseSVNに出会いました。TortoiseSVNはまだ開発中でしたので、彼もこのプロジェクトに参加しました。彼はすぐに、既存のコードの大部分を書き直して、コマンドや機能を追加し始め、当初からのコードが全く残らないほどになりました。
Subversionが安定するにつれて、SubversionクライアントとしてTortoiseSVNを使用するユーザーが増加していきました。ユーザー層は急速に拡大しました(そして日々拡大しています)。Lübbe OnkenはTortoiseSVNのロゴとアイコンをデザインしました。また彼は、ウェブサイトと翻訳の管理をしています。
時間が経つにつれて、他のバージョン管理システムもそれぞれの Tortoise クライアントを持つようになり、エクスプローラーのアイコンオーバーレイで問題を起こすようになりました。オーバーレイの数は上限があり、 Tortoise クライアント1つでも容易に上限に達してしまいます。 Stefan Küng が TortoiseOverlays コンポーネントを実装し、すべての Tortoise クライアントで同じアイコンオーバーレイが使えるようになりました。現在はすべての Tortoise クライアントがオープンソースであり、 Tortoise 以外のクライアントもコンポーネントを共有できるものがあります。
TortoiseSVNプロジェクトを始めたことに
TortoiseSVNが現在の姿になるまでに彼が費やした努力とリーダーシップに
美しいアイコン、ロゴ、バグ取り、翻訳と翻訳管理に
マニュアルを管理してくれたことに
ログキャッシュとリビジョングラフの開発に
Subversion のすばらしい入門書に(第2章はここからのコピー)
本書で再利用されているスタイルに
パッチや、バグレポート、新しいアイデア、メーリングリストでの質疑応答などに
送ってくれた音楽で楽しんだ時間に